革とは何か?

なめしにより皮は革へと変貌する。

 皮と革。混同している人が多いので、この違いから説明いたします。

動物の体から剝いだ皮は、そのままだと肉と同様にすぐ腐ってしまう。

乾燥させてみても、スルメの様にガチガチになるだけ。

そこで古代の人間は剝いだ皮を煙でいぶし、口の中でグチャグチャ嚙み

採った動物の脳ミソや脂をなすりつける、さらには、草や木の汁に漬け込む、

といったさまざまな方法により、皮を腐らせず、かつ柔軟性を与える

偉大なワザを確立していった。これが “なめし(鞣し)”

そして、このなめし前の原皮を「皮」、なめし後のものを「革」と書いて区別する。

なお、原皮を組織層から見た場合、革として一般的に使われるのは、たんぱく質(コラーゲン)

繊維でできた“真皮層”と呼ばれる部分にあたる。

(革として利用されるのは、表皮皮下組織の間に挟まれた真皮層。

ここはスベスベした銀層と、網目のように繊維がからまりあう網状組織からなる)